めまいや立ちくらみを感じたら、
疲れや加齢のせいにする人が多いとおもいますが、
実は、糖尿病と関係があるのかもしれないのです。
めまいの原因として代表的なものに糖尿病があります。
糖尿病が原因で神経障害がおきるケースがあります。
これは、ひざ関節や足首などに症状が出るのですが、
まだこの病気に気がつくかつかないかの早い段階に出始めるのが特徴です。
初期の段階だと、神経障害だということに気がつかないで、
ただ単に「めまいがするな」と思ってしまう方がとても多いそうです。
この病気からくるめまいというのは、
一般的なめまいとは違って神経に障害が起こっているものなので、
だんだんその症状はひどくなってきます。
最初は、ちょっとふらつくかなという程度ですが、
足への力の入れ具合が分からなくなってきたり、
感覚が鈍ってきてしまうなど、
日常生活に支障が出ます。
ひどい人になると車の運転も危険だそうです。
高血糖により自律神経に不調がでてくると、
血圧や心拍をうまくコントロールできなくなります。
急に立ち上がったときに立ちくらみを起こすなど、
めまいが起こりやすくなるのです。
また、低血糖により、めまいが起こることもあります。
血糖値を抑える薬の副作用によって、
体内の血糖が急激に足りなくなると、
頭痛やめまいを引き起こす場合があります。
糖尿病によるめまいや耳鳴りなどは糖尿病神経障害と呼ばれます。
神経が正常な働きをしなくなっていると言うことです。
内耳やその周辺器官に十分な栄養が届かないことが挙げられます。
つまり糖尿病になるとめまいを起こしやすくなると言うことです。
めまいや耳鳴りは、比較的軽い症状の場合、
気にしない方も多いのですが、
症状が悪化すると生活にも支障が出てきてしまいます。
普段から健康診断などで自分の血糖値をチェックしておくようにするのがお勧めです。
このページでは、糖尿病の症状『めまい』について説明しています。
他の部位の症状または初期症状については下記画像をクリックすると詳細ページへ遷移します。
監修:宮座 美帆
経歴&活動:
平成25年 臨床工学技士の資格取得。
同年より、広島大学病院に勤務し循環器・呼吸器・代謝内分泌などの疾患を対象に多くの仕事に従事し経験を積む。
現在は医療に関する執筆・監修をこなす医療ライターとしても活動中。
病院・クリニック・企業のHP内コラム等も担当し、読者のみなさまが「病院を受診するきっかけ」作りを積極的に行う。