おかしいな?と想ったら…受けよう!4つの糖尿病診断
最近、身体がだるい、やたらと喉が渇く、トイレの回数が増えたなど、今までとはちがう症状がありませんか?
もしかしたら、それって「糖尿病」かもしれません。
糖尿病を診断するための検査と判定は次の通りです。
- ①随時血糖検査
- 食後からの時間を決めず、血糖値を測定します。
通常の血糖値が200mg/dL以上ある場合は、「糖尿病型」と診断されます
- ②朝一番の空腹時血糖検査
- 朝食を食べずに、空腹の状態で血糖値を測定します。
この時の血糖値が、120mg/dL以上で糖尿病型と診断されます。
- ③ブドウ糖負荷試験
- 検査前夜から、10時間以上絶食します。
検査は、まず空腹のまま血糖値を測定します。
次に、ブドウ糖液を飲みます。
それから30分後・1時間後・2時間後の、それぞれで血糖値を測定します。
2時間経過した後の血糖値が200mg/dL以上だと糖尿病型となります。
- ④ヘモグロビンA1Cの値を見る
- 採血をします。
ヘモグロビンA1C(日本基準)が6.1%以上は糖尿病と診断されます。
また、国際基準値で、6.5%以上の場合も糖尿病と診断されるのです。
①~④のいずれかが確認された場合は「糖尿病型」となります。
但し①~③のどれかと、④の二つに該当すれば、糖尿病と診断されます。
- 下記のいずれかであれば、「正常型」と診断されます。
- 朝起きたときの空腹時血糖値が、110mg/dL未満
- ぶどう糖負荷試験の2時間経過した後の血糖値が、140mg/dL未満
糖尿病型、正常型のいずれにも該当しない場合は「境界型」となります。
境界型は、糖尿病型ではないからと安心してはいけません。
「境界型」は、このままでは、糖尿病になる可能性が充分にあるということです。
つまり、「糖尿病予備群」なのです。
- この型の人は、次のことを改善すると、糖尿病の発症を予防できます。
- 偏食をやめる
- 酒やたばこをやめる
- 運動不足の解消に努める
- 高血圧の治療を行う
- 脂質異常症(高脂血症)の治療も行う
糖尿病と診断されても、あわてなくて大丈夫です。
生活習慣を改善して、合併症が発症しないように治療をすれば重症化は防げます。
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