最近、『HbA1c』という糖尿病の検査方法をよく耳にします。
血糖値だけでは、糖尿病の判断は難しいのでしょうか。
糖尿病の検査というと、血糖値の方が知られているかもしれません。
しかし、医療機関では血糖値よりも「HbA1c」を重視します。
読み方は「ヘモグロビン エー ワン シー」で、血糖値がその時点の値であるのに対し、過去2か月間の血糖値の平均を現すものです。
病院で採血があるから、朝食だけでなく前日の夕飯から控えておく…というアラワザをもってしても、血糖値は下がりますがHbA1cは下がりません。
つまり、 HbA1cはごまかせないということですね。
HbA1cとは何のことでしょう。
赤血球に含まれている成人のヘモグロビン(Hb)の90%を占めるHbAは、通常糖と結合していません。
高血糖の状態が続くと、HbAと糖が結合し、HbA1cとなります。
この時点ではまだ結合が不安定なのですが、そのまま高血糖が更に1~2か月続くと、結合のより強固な安定型のHbA1cとなります。
このHbA1cは、Hbの寿命である120日間にわたり血中に存在します。
そして、長い間高血糖が続くと、安定型のHbA1cが増えるのです。
ですから、 HbA1cは前日や当日の食事に影響されないのですね。
ただし、HbA1cは正常値でも高血糖と低血糖を繰り返している例もありますので、注意が必要です。
HbA1cは、2012年頃から単位が変わりました。
それまでは日本国内で使用されていたJDS値でしたが、現在は国際基準で使用されているNGSP値を採用しています。
この2つには0.4%の差があります。移行期間中は両方表記されていましたが、現在はもうNGSP値に統一されています。
過去のデータと比べる際には、0.4%の差に注意しましょう。
JDS値での基準範囲は4.3~5.8%でしたが、NGSP値では4.6~6.2%です。
HbA1cは、血糖コントロールには必須の検査です。 ただし医療機関でしか測定ができませんので、定期的にチェックすることをお勧めします。
糖尿病の予防・改善には、血糖値のコントロールは必須と言われています。 運動・食事制限等が大切になってきます。 しかし、急に生活習慣を変えれない方も多いと思います。
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