「自分は肥満ではないから、糖尿病の心配はない」と思っていませんか?
実は、肥満ではない人の3人に1人はこの様な考え方で「糖尿病に対する意識」がないのです。
日本人の2型糖尿病の半数以上は、標準体重より痩せているという事実があるのですよ?
ズバリ!日本人は太っていなくても、糖尿病になりやすい体質を持っているのです。
日本人は、遺伝子変異による遺伝子の働きが活発になりやすく、インスリンの分泌が不足してしまいます。
こうなると、痩せ型でも糖尿病を発症する確率がグンと上がります。
その体質作りは、約1万年前に遡ります。
その昔、人が生きて行くために欧州では「牧畜」が、アジアでは「農耕」が始まりました。
肉食中心の食事には、多量のインスリンが必要になります。
それに対して、穀物中心の食事を摂るアジア人には、少量のインスリンで良かったのです。
よくよく考えて見て下さい。
ここ最近の日本人の食生活が「肉食中心」に変わって来ていませんか?
もともとの体質が、対応できていないケースが増えているのです。
では、どの様な予防策があるのでしょうか?
実は日本人はインスリンを充分に出せない体質の人が多いだけではありません。
食事の時にインスリンが分泌されるのが遅いのも特徴なのです。
「痩せの早食い」に心当たりのある方は、これだけは今すぐに止めましょう。
日本人の体質に合った食生活を心がけて、健康で元気な毎日を過ごしましょう!
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