糖尿病の新しい改善方法

糖尿病を改善するために必要なことは、基本的には「適切な食事」と「運動」です。
今まで通りのあなたの食事の摂り方であれば、変化はみられません。
食事の「量」と「内容」を考え直してみましょう。
ここでは糖尿病の新たな食事療法と、画期的な外科的治療法を紹介します。

糖質制限という食事療法

最近、画期的な食事療法として注目されている食事の摂り方があります。
それは「糖質制限食」です。

糖質制限食とは、具体的には米や小麦粉、砂糖など糖質の多い食べ物を減らします。
それ以外の高カロリーの食べ物は、好きなだけ食べれるという方法です。

糖質の多い食べ物を摂ると、血液中のインスリンが足りずに、糖分を細胞に届ける事ができません。
結果、血液に糖分が残り、血糖値を下げる事が出来ない状態に陥ります。
糖質の少ない食事をすることで、インスリンが足りなくなるということはおきません。

この食事療法をすることによって、1ヶ月で血糖値が下がったという報告もあります。
しかし、自己流でこの方法を行うと、筋力が衰えるなど危険もはらんでいます。
医師の指示のもと、行ったが良いと言えるでしょう。

アメリカでは…

アメリカでは重度の肥満患者に対して、「胃バイパス手術」を行っています。
それは胃の大部分を切除して、小腸につなぐというという手術です。
胃が小さくなることで、満腹感が少ない食事で得られるというものです。

しかし、この手術には思わぬ効果がありました。
胃が小さくなった事で、食べ物が消化吸収されないまま、小腸に届きます。
すると、小腸が食べ物に反応して、すい臓にインスリンを出すよう促します。
その結果、インスリンの量が増え、糖尿病の改善がみられたというわけです。

糖尿病は自覚症状がない為、実際に症状が出てから病院にかかる人がほとんどです。
定期的に血液検査などを行い、早期対応をすれば、病気にもかからないで済むでしょう。

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