糖尿病の1型は、※インスリンを分泌するすい臓のβ細胞が破壊されて、インスリの分泌が低下することによって発症する糖尿病です。
インスリンの分泌がまったくない人と、多少ある人とがいますが、注射で補わなければならない場合は、すべてこのタイプに入ります。
長年の不摂生による生活習慣(肥満など)の原因で発症する2型とは違い、おたふく風邪などのウイルス感染をきっかけに、10万人に1、2人の確率で子ども(未成年)を中心に突然インスリンが分泌されなくなって発症するのが1型の特徴です。
しかし、中高年の方は、必ず1型の糖尿病を発症しないということではなく、中には中高年でも病することがあります。
1型糖尿病は、2型と違って「遺伝がほとんどない」のも特徴です。
治療法としては、上記でも説明したように、糖尿病1型を発症すると、すい臓がインスリンを作れないので、インスリン注射をしなければいけません。
インスリン注射の回数は、1日4、5回必ず欠かせないのです。
悪化すると2型同様、失明や腎臓障害など合併症も。小児糖尿病、インスリン依存型糖尿病とも呼ばれます。
気になる食事制限ですが、1型糖尿病の食事は、通常の人と変わらず食事をしていいのです。
一般的には「糖尿病」になったら「食事制限をしなければならない」という認識がありますよね。
しかし、1型と2型は異なるものなのです。
1型糖尿病の食事には、一般の人の食事と変える必要はないのです!
1型糖尿病と2型糖尿病の違いを理解する必要がありますね。
糖尿病1型について、詳細をまとめています。クリックすると詳細ページへ遷移します。
監修:宮座 美帆
経歴&活動:
平成25年 臨床工学技士の資格取得。
同年より、広島大学病院に勤務し循環器・呼吸器・代謝内分泌などの疾患を対象に多くの仕事に従事し経験を積む。
現在は医療に関する執筆・監修をこなす医療ライターとしても活動中。
病院・クリニック・企業のHP内コラム等も担当し、読者のみなさまが「病院を受診するきっかけ」作りを積極的に行う。