トップページ >> 糖尿病の治療 >> 糖尿病は治すより予防が大事
糖尿病は予防が大事。
これは、糖尿病に罹らないように予防することが第一です。
これは病気になっていない全ての人が対象で、生活習慣を改善して規則正しい生活をすることです。
もし、糖尿病になってしまったら、合併症になってしまう怖れがあると学びましたが、合併症を予防することはできるのでしょうか。
糖尿病で怖いのは、合併症です。
合併症の症状が出て初めて糖尿病と診断される人、自分が糖尿病であることを知る人が多いのですが、それではすでに進行しているということです。
ですから、第二の予防は糖尿病の早期発見・早期治療と、合併症を予防することです。
糖尿病に罹ってしまった人は、ここを頑張るということです。
そして第三の予防は、糖尿病の進行と合併症の進行を止める・予防することです。
例えば足の怪我を放置して傷を悪化させ、ひどい感染症や切断に至ることのないようにすることです。
「糖尿病になったからもう終わり」ではなく、細目に自分の体をチェックすることが必要なのです。
- 一次予防
- 生活習慣の改善による発症の予防
- 二次予防
- 早期発見・早期治療、合併症発症予防
- 三次予防
- 糖尿病進行防止、合併症進行防止
生活習慣を改善して規則正しい生活をすることで、糖尿病の予防になることはわかりましたが、具体的にはどうすればいいのでしょうか?
運動しなくてはいけないことは分かってるけど、時間もないし、激しい運動なんてできないです。
食生活に関してもどう改善すればいいのでしょう。
運動の苦手な人がいきなりジムに通って運動しようとしても、続きません。
少し気を付ける程度でできることから始めてはみましょう。
例えば、「カップラーメンと菓子パンは1週間○回まで」「お酒は週○回まで」と決めて実行するだけで、大分違いますよ。
糖尿病予防は運動が良いと聞きました。
なぜ運動が効果的なのでしょうか?有酸素運動が良いのでしょうか。
糖尿病の予防・血糖コントロールには、食事療法と運動療法が欠かせません。
これらをせずして、薬だけでは管理できません。
運動療法の目的を、ダイエットだと思っている方が大勢いますが、実は運動のみで痩せることはとても難しいのです。
肥満解消には、運動よりも食事の方が重要です。
ではなぜ運動が必要なのでしょう?
それは、①食後の高血糖を抑える ②インスリンの感受性を上げるためです。
- 運動は、食後の高血糖を抑える・インスリンの感受性を上げるため
運動療法を行うことの目的は、上にある通りダイエットではありません。
運動を行うと、短期的な効果と長期的な効果の両方を得られます。
- ①食後高血糖の改善
- 食後に運動を行うことで筋肉への血流量が増え、全身にインスリンが行き渡ります。
そして血液中の糖を細胞の中に取り込むことで、血糖値が下がります。
これは即効性のある効果なので、短期的効果です。
- ②インスリンの感受性を上げる
- 運動を継続することで、筋肉量が増えて基礎代謝が上がります。
インスリンの感受性も上がり、インスリン抵抗性が改善されます。
今までと同じインスリン量でも、細胞内への糖の取り込みが良くなるため、血糖値が下がります。
これは運動を継続することで得られるため、長期的な効果です。
運動療法の内容としては、いきなり張り切っても続きませんし、身体に負担がかかりますので注意しましょう。
筋肉疲労が起こりにくく、継続しやすい有酸素運動を中心に行い、筋力アップ(筋トレ)を少し組み込んでいくと、効果的です。
今まで運動習慣のなかった人が殆どですから、有酸素運動もいきなりランニングをせずにウォーキングや水泳等から始めましょう。
膝や腰を痛めては継続できませんから、長期的な効果が見込めなくなってしまいます。
運動はダイエットのためではありません。
結果として体重は減るでしょうけれども、基本的には体質改善であると思った方がよいでしょう。
体重が思うように減らなくても、見えないところでインスリン抵抗性が改善されていくのです。
- 運動はインスリン抵抗性を改善します。
糖尿病を発症すると足の壊疽により切断すると聞いたことがあります。
予防方法はあるのでしょうか。
糖尿病の三大合併症と言えば糖尿病腎症・糖尿病網膜症・糖尿病神経障害の3つです。
しかし、それ以外の大きな合併症として、糖尿病足病変があります。
これは神経障害と血管障害が合併することで起こる、足の感染症や潰瘍・壊疽のことです。
糖尿病そのものの管理だけでなく、フットケアをおこなっていないと潰瘍が重症化して壊疽を起し、最悪切断となります。
切断に至る時にも、指1本から足首、下腿(膝下)、大腿(膝上)まで、いろいろなレベルがあります。
もちろん足首より上で切断することになると、歩くには義足が必要になります。
脳梗塞の既往により麻痺がある場合は、片足切断は日常生活に関わる大きな問題です。
そして、糖尿病患者は感染に弱くなかなか傷も治らないので、切断面が大きくなればなるほど傷が大きくなり、完治しにくいのです。
これを防ぐには、血糖コントロールとフットケアが必要です。
まずは、毎日しっかりと洗って清潔に保つことと、足の状態をチェックすることがフットケアの基本です。
- 毎日しっかりと洗って清潔に保つ
そして、傷があれば小さいうちから適切な処置を施し(必要時受診)、乾燥していたら保湿クリームを塗ります。
もし靴があっていない場合は早目にインソールや靴自体を変えて、足に傷を作らないように予防します。
もしタコができていても、自分で処置せずに皮膚科や形成外科を必ず受診しましょう。
少しのつもりで自分でタコを削って、その傷がどんどん悪化していくということもあります。
よい足の状態を保つために、爪を適度な長さ(深爪は傷のもと)に切り、もし爪が厚くて濁った色をしていたら、皮膚科を受診しましょう。
爪白癬(水虫)は、放置しておくとどんどん爪が厚くなっていきますし、ひどい場合は足に炎症を起します。
自分の身体をしっかりみつめること、それがフットケアです。
足の傷が一番見落としがちで、かつ治療が困難なのですが、足だけでなく毎日自分の体調をチェックすることが大切です。
糖尿病の予防・改善には、血糖値のコントロールは必須と言われています。 運動・食事制限等が大切になってきます。 しかし、急に生活習慣を変えれない方も多いと思います。
糖尿病はとても恐い病気です。放っておくと様々な合併症を引き起こしたりと、大変なことになります。 糖尿病予備軍の人も同じです。放っておくと糖尿病になってしまいます。
そこで、まずは手軽にはじめられることからはじめてみませんか? 紹介するのは、糖尿病の予防・改善に役立つサプリメントです。
効果について、このページ『血糖値をコントロールするサプリメント』でまとめています。 是非、手遅れになる前にお試しくださいね。
-
-
- 糖尿病の症状
- 糖尿病は症状が現れた頃では「遅い」
- 糖尿病で最も初めに出る症状について
- 糖尿病の種類と各症状について
- 糖尿病の症状で気になる皮膚の5大症状
- 糖尿病の症状が現れるライン
- 糖尿病の症状で気になるしびれとは?
- 糖尿病諸症状の中で割合の少ないもの
- 糖尿病からくるかゆみとは
- 糖尿病とめまいの関係性
- 糖尿病の初期症状として気づきやすいのが「足」の異変です。
- 糖尿病の一般的な症状とその原因
- 糖尿病と頭痛、両者の関連性とは?
- 情報としての「足の痺れ」の考え方
- 糖尿病の症状「目」について
- 糖尿病と便秘
- 糖尿病と高血圧は仲良し!?
- 糖尿病の合併症
- 糖尿病の症状の中で最も怖い合併症
- 糖尿病になってしまうと、合併症の恐怖が歩み寄る
- 糖尿病白内障とは
- 糖尿病の「初期症状」の考え方
- 糖尿病の自覚症状
- 糖尿病の見逃してしまいがちな汗の症状
- 糖尿病の症状が出る兆候はあるのか?
- 糖尿病患者が感染症に罹りやすい理由とは
- 糖尿病の合併症により透析が必要になる!?
- 糖尿病は症状が出たら手遅れ
- 糖尿病網膜症も初期の頃は自覚症状がありません
- 糖尿病腎不全から人工透析を回避するには
- 糖尿病の症状と水虫の関係
- 糖尿病による多尿の原因は、血液の浸透圧が高いため
- 糖尿病患者が食事に注意していないのに体重減少
- インスリンが不足した時に起こす『糖尿病ケトアシドーシス』
- 糖尿病の症状として、意識障害と昏睡を起こしてしまう原因とは
-
-
-
- 糖尿病の症状チェック
- 糖尿病の自己診断
- 糖尿病の前兆
- 糖尿病の検査方法
- 糖尿病の基本的な検査は血液検査でわかる
- 糖尿病の検査は血糖値よりも『HbA1c』を重視
- 糖尿病を簡単にできるチェックできる血糖自己測定
- 糖尿病の検査【献血・入院・空腹時血糖・健康診断・結果】
- 糖尿病の検査【国際基準・子供・高校生・食事・水】
- 糖尿病の検査【生理・炭酸・タバコ・朝食・注意事項】
- 糖尿病の検査【点数・低血糖・尿糖・妊娠・日数】
- 糖尿病の検査【年齢・妊婦・猫・前日・脳梗塞】
- 糖尿病の検査【頻度・副作用・ヘモグロビン・保険適用・末梢神経障害】
- 糖尿病の検査【目・網膜症・予備軍・幼児・ご飯】
- 糖尿病の検査【前日・絶食・1.5ag・1型、2型・75g】
- 糖尿病の診断は、どの検査項目で行うの?
- 定期的な血液検査とできることから始めよう
- HbA1cはいくつで糖尿病と診断されるのか?
- 糖尿病が気なる時には、病院で検査をする必要がある
- 糖尿病の検査基準と自宅でできる糖尿病検査
- 糖尿病の検査をして様々な項目がある
- 糖尿病は『血糖値をコントロール』できるかどうか
-
-
-
- 糖尿病の治療
- 糖尿病と運動
- 糖尿病治療の流れと注意点
- 糖尿病治療に大切な食事と飲み物
- 糖尿病治療に注意すべき点【運動・体重・HbA1C・糖質制限・アルコール】
- 糖尿病治療に注意すべき点【高血圧・低血圧・低血糖・昏睡・体重増加】
- 糖尿病と併発する症状についてとケース別治療
- 年代別糖尿病の治療
- 糖尿病患者にとっての足の管理と治療について
- 糖尿病の新しい改善方法
- 再生医療技術の発達によって不治の病、糖尿病も完治する?
- 糖尿病とグリコアルブミン
- 尿糖を定期的に測定して気になる糖尿病を迎え撃とう!
- 糖尿病の方がよくある様な合併症とその治療
- 2型糖尿病の治療の流れ
- 家族の実体験からの治療と心理状態
- 糖尿病の治療を開始したら、低血糖に注意!
- 糖尿病は治すより予防が大事
- 糖尿病の目を中心とした合併症についてのまとめ
- 食事療法と運動療法の併用が、HbA1cを下げる
- 長期治療を行うことで現れる糖尿病治療
- 高齢者の糖尿病と認知症について
- ペットに関する糖尿病治療について
-
-
-
- 血糖値について考える
- 血糖値を上昇させない飲み物
- 血糖値に対して効果的な運動
- 血糖値を下げるために、食事で注意したいこと
- 血糖値を下げる生活の工夫
- 血糖値を下げる効果のある意外な食べ物
- 血糖値を下げる効果のある意外な食べ物 その2
- 血糖値を下げる効果のある意外な食べ物 その3
- 血糖値を下げるために甘味料のことを知っておきましょう。
- 血糖値を下げる物質とは?
- 血糖値を簡単に下げる方法はある?
- 日々の生活の中で血糖値を下げる取り組み
- 血糖値を簡単に下げる方法はある?
- 血糖値を下げるためには…
- 血糖値を下げる運動 - 室内での運動や時間帯について -
- 血糖値を下げる運動について詳しく解説!
- 血糖値と食生活について - お菓子・お酒・おやつ -
- 血糖値と一緒に考えたい身体の健康 - ノンカフェイン・トクホ・妊婦 -
- 血糖値を下げる栄養素とは?
- 血糖値を下げる食品。お酢について
- 血糖値を下げるのにウーロン茶は効果的?
- 血糖値を下げる漢方薬はある?
- 血糖値スパイクとは - とは・原因・症状・対策・予防 -
- 血糖値に関する記事 - 正常値・アメリカ・インスリン・単位・血液検査 -
- 血糖値に関する記事 その2 - 15分ウォーキング・甘い物・汗・足踏み・インスリン注射 -
- 血糖値に関する記事 その3 - 運動ダイエット・食べ物・エアロバイク・おやつ・上昇を抑える -
- 血糖値に関する記事 その4 - お風呂・お茶・お酢・カレー・間食 -
- 血糖値と食後1・2・3時間後について - 正常値・妊婦・妊娠糖尿病・食べ始め・食べ終わり -
- 血糖値と食後1・2・3時間後について - インスリン注射・血糖値が低い・血糖値が高い・空腹時・理由 -
- 血糖値と食後1・2・3時間後について - ピーク・運動・推移を知る・30分後・眠気 -
- 食後の血糖値について その1 - 嘔吐・家事・カフェイン・気持ち悪い・改善 -
- 食後の血糖値について その2 - 急上昇原因・対策・空腹時・果物・黒酢・血圧 -
- 食後の血糖値について その3 - 血液検査・ケーキ・健常者 -
- 食後の血糖値について その4 - 献血・健康な人・コーヒー -
- 食後の血糖値について その5 - 紅茶・コーヒー・コントロール -
- 食後の血糖値について その6 - 子供・下げる方法・食後何分で血糖値に? -
- 食後の血糖値について その7 - 下がる時間・下がらない原因・散歩 -
- 食後の血糖値について その8 - 食後3時間・食後の採血・飲み物 -
- 食後の血糖値について その9 - 症状・食前・シナモン -
- 食後の血糖値について その10 - 正常な数値・睡眠・筋トレ -
- 食後の血糖値について その11 - 食後と食前の差・食間・消化時間との関係 -
- 食後の血糖値について その12 - ストレッチ・睡魔・酢 -
-