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血糖値と食後1・2・3時間後について その3

食後血糖値のピークは?

食後血糖値のピークはおおよそ1時間後とされています。
摂取したものが糖分を沢山含むジュースや缶コーヒーならばもっと早くなりますが、普通のバランス良い食事ですと1時間後に迎えることになります。
糖尿病ではない人ですと1時間後にはピークを迎え2.3時間後にはインスリンが働き徐々に下がっていきますが、糖尿の疑いがある人は摂取した糖を消化できずに2.3時間たっても平均値を上回る高血糖をたたき出すことになります。
食事をし始めて1時間の血糖測定は自分自身の血糖値の最高値を知るための参考になる数値といえます。
2時間経っても3時間経っても下がるどころか上がっていく一方であれば、即糖尿病の疑いを持ち専門の検査を受ける必要があります。

食後1.2.3時間後に運動すると血糖値はさがるの?

食後の運動は血糖値を下げるのにとても有効です。
食べた後にすぐに動いたりハードな運動は良くはありませんが、食後30分ほど休憩をした後に軽いジョギングやウォーキングはとても有効です。
もちろん医師の診断のもと心臓や神経に異常なく許可が下り前提になりますが、食後高血糖を防ぐには効果的です。
実際に糖尿病の私の場合ですが幸い合併症がなかったため、食後にウォーキングや天気の悪い日には室内での筋トレなどに励み、高血糖を予防するようにしています。
実際に食後に何もしない日と軽く運動した日では食後の血糖値の上昇具合に変化はあります。
自己流は大変危険ですがご自分の体にあった運動療法で血糖値を下げることを強くお薦めします。

ジョギング

自分の食後の血糖値の推移を知るにはどうしたら良い?

自分の血糖値の推移を知るにはインスリン注射をしている方ならば毎日ではなくてもある一定の期間3食後1.2.3時間と食後の血糖値を測定すれば、食べ方や食べ物の種類で血糖値はどのようになるか測定をすることができます。
インスリン注射を行ってない方はおそらく血糖測定器をお持ちではないので、購入してみるか病院でそれ用の検査をして測定をしてみる必要があります。
私が言えるのは食後の血糖値の推移を知りたいと思う時点で何らかの血糖値に対する不安があるということなので、一度病院にかかることをお薦めいたします。
血糖測定値はインスリン療法をしていない方にはとても高価な買い物になります。

食後高血糖を防ぐ30分後の運動

食後の運動と言っても食べてすぐの運動は食べたものの消化は始まっていないので、あまり有効な食後血糖値を下げる方法とは言えません。
通常食後の血糖値のピークは食べ始め30分~1時間後から始まりますので、食事をゆっくり楽しんで30分休憩した後に一般的なピークに合わせて運動し始めるのが効果的です。
運動と言っても激しい筋トレではなく体に負担の少ないジョギングやウォーキング、激しくない筋トレがおお薦めです。
家事などに追われ時間が取れない人は、その家事こそが血糖値の急上昇を抑える運動につながります。
食事後少し休憩をしてお片付けを始めれば、間違いなく血糖値の急上昇を抑えることができるでしょう。
運動を取り入れたい方は医師の診断後のほうが安全です。

食後の眠気の原因は低血糖?

食後の眠気の原因として2つあります。
一つは食べ物を消化するために血液が消化器官に集中し、脳への血液循環が減ることが原因になります。
もう一つの原因は食後の急激な血糖値の下降による低血糖になります。
インスリン注射も使用してないのになぜ低血糖になるかというと、食事により急激に血糖値が上昇するとインスリンが過剰に分泌されるため低血糖になってしまいます。
一見炭水化物を多めに摂ってしまったため血糖値が上がって眠気が襲ってきたのかと思いがちですが、実は高血糖を抑制するためインスリンが過剰に働いたことによって低血糖になり強烈な眠気が襲ってくるようです。

糖尿病を予防・改善する!

糖尿病の予防・改善には、血糖値のコントロールは必須と言われています。 運動・食事制限等が大切になってきます。 しかし、急に生活習慣を変えれない方も多いと思います。

糖尿病はとても恐い病気です。放っておくと様々な合併症を引き起こしたりと、大変なことになります。 糖尿病予備軍の人も同じです。放っておくと糖尿病になってしまいます。

そこで、まずは手軽にはじめられることからはじめてみませんか? 紹介するのは、糖尿病の予防・改善に役立つサプリメントです。

効果について、このページ『血糖値をコントロールするサプリメント』でまとめています。 是非、手遅れになる前にお試しくださいね。

この記事を監修した人

監修:宮座 美帆

経歴&活動:
平成25年 臨床工学技士の資格取得。
同年より、広島大学病院に勤務し循環器・呼吸器・代謝内分泌などの疾患を対象に多くの仕事に従事し経験を積む。
現在は医療に関する執筆・監修をこなす医療ライターとしても活動中。
病院・クリニック・企業のHP内コラム等も担当し、読者のみなさまが「病院を受診するきっかけ」作りを積極的に行う。

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