糖尿病と頭痛、両者の関連性とは?

糖尿病と頭痛、この両者に関連性はあるのでしょうか。

頭痛そのものと糖尿病が直接的に関係しているとは考えにくいと言えます。

空腹感の他に糖尿病の治療薬であるインシュリンなどによって低血糖になるものがあります。
これは、血糖値を下げる目的で使用される薬物が行きすぎた効果を発揮してしまうためです。

低血糖とは、血液中のブドウ糖が少なくなりすぎた状態を言います。
血糖値が60~70mg/dl以下の時に起こります。
通常、糖分を摂取すると回復しますが、程度によりブドウ糖の静脈内投与やそのほかの処置を要する場合もあります。

低血糖の 3大症状として、冷や汗、手の震え、動悸(どうき)、があります。

飲み薬やインスリン製剤が効いてきている時間にこれらの症状が出た場合は、低血糖である可能性が高いです。

血糖値がゆっくり下がる場合は頭痛、目がかすむ、などが起こることがあります。
また、無症状である場合もあるので注意が必要です。

低血糖になったときに、すぐに甘いものをとれるように、持ち運びできる砂糖などを持っておくといいでしょう。

これらの不快な症状が、ストレスの要因になり、より糖尿病を悪化させるという悪循環に陥ることもあります。 糖尿病を治療することで、動悸や頭痛、吐き気などの不快な症状が改善されますので、医師の指導に従い、治療を進めていきましょう。

糖尿病の症状や初期症状の気になる部位・症状

このページでは、糖尿病の症状『頭痛』について説明しています。
他の部位の症状または初期症状については下記画像をクリックすると詳細ページへ遷移します。

この記事を監修した人

監修:宮座 美帆

経歴&活動:
平成25年 臨床工学技士の資格取得。
同年より、広島大学病院に勤務し循環器・呼吸器・代謝内分泌などの疾患を対象に多くの仕事に従事し経験を積む。
現在は医療に関する執筆・監修をこなす医療ライターとしても活動中。
病院・クリニック・企業のHP内コラム等も担当し、読者のみなさまが「病院を受診するきっかけ」作りを積極的に行う。

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