糖尿病と収入および労働時間との関係

収入が少なく労働時間が長い人は、生活習慣が乱れがちになります。
食べる物に気を使う余裕もなく、安くとりあえずお腹を満たせるものばかり食べているうちに、身体を壊してしまうという悪循環にはまってしまうのでしょうか。

University College of Londonの研究チームによると、男女22万人分の研究結果を解析した結果、「低収入で労働時間が長い人は、糖尿病のリスクが高い」ことが分かりました。

同じ低収入でも週55時間以上働いている人のⅡ型糖尿病へのリスクは、週35~40時間働いている人と比べると3割も高かったという。
また、シフト勤務者の肥満とⅡ型糖尿病の罹患リスクが高いことも判明したそうです。

同じ研究結果では、原因特定までは至っていないが、「収入が低いと家賃が低い郊外に住むため通勤時間が長くなる。
そのため睡眠時間や運動の時間が減ってしまうのではないか」ということが示されています。

糖尿病は生活習慣に気を使うことで予防できる病気です。

栄養バランスの良い食事をきちんととること、毎日少しでも運動をすることがポイントです。
ジャンクフードについては表示をよく確認することや、塩分、脂肪分が少ない、野菜中心メニューが適当でしょう。

さらに職場までの一駅分だけ歩いてみるのもいいですね。
エレベーターではなく階段とか。
を意識的に歩いてみることも、糖尿病予防にはよい習慣です。

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