糖尿病の指標『血糖値』とは?

日本における生活習慣病には、高血圧・糖質異常症・肥満・糖尿病などが挙げられます。
その中でも、筆者の周りにも特に多いのが糖尿病の方です。

糖尿病とは、血液中の糖分が異常に高くなる病気です。
糖分をたくさん含んだ血液がドロドロになり、血管を傷つけてしまいます。
自覚症状がほとんどないため、目に見えないうちに病気が進んでいることもあるのです。

糖尿病の基準となる血糖値

その糖尿病の基準となるのが血糖値です。
血糖値とは、血液中のブドウ糖の量を表した数字を言います。

ブドウ糖は、人間の細胞が必要とする栄養分です。
つまり、正常値の範囲以内なら何も問題はありません。
異常なほどの数値が、ブドウ糖の上昇を知らせてくれます。

ご飯やパンや麺類などの炭水化物は、胃で消化され、消化酵素により分解されてブドウ糖になります。
他に、野菜や飲み物の中にも血糖値を上げる食品はたくさんあります。

しかし、血糖値を上げる食品であっても、必ずしも有害というわけではありません。
反対に、急激な血糖値の上昇を防ぐ食品もあるのです。

従って、糖尿病にかかると面倒な食事制限を余儀なくされることになります。

低血糖について

また、血糖値が急激に下がりすぎてもいけません。

たとえば甘いお菓子を食べると、急激に吸収されて一瞬血糖値が上がります。
その結果、すぐに細胞の中にブドウ糖が取り込まれ、血液中にブドウ糖はなくなってしまいます。

これは低血糖と呼ばれ、非常に危険な状態です。
脳はブドウ糖しか取り込めないため、脳までブドウ糖がいかないとトラブルに繋がります。

一つの例として、精神が不安定になってしまうことがあるのです。
それを防止するために、また甘いものの依存症になってしまうことも考えられます。

血糖値が高いと診断されると

血糖値は、自分が糖尿病かどうかを判断する重要な指標です。
定期的に血液検査を受けましょう。

もし、血糖値が高いという結果が出たら、放置せずにすぐに治療の必要があります。
医師の指示に従い、食生活や運動面など生活習慣を見なおしましょう。

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