糖尿病で最も初めに出る症状について

ざっくりとした説明ですが、糖尿病とは血液中のブドウ糖を調整しきれず、血液中にブドウ糖が溢れ出し様々な臓器に悪影響を及ぼすものです。
一時的に高血糖となる分には身体には何ら影響は無いのですが、それが何年何十年と続く事により少しずつ症状となって現れるのです。

糖尿病と診断された方は、この「症状」という部分に神経質になっている事でしょう。
「どうなれば症状が現れるのか」「血糖値がどの数値でどのようになるか」など、悩みは尽きない事だと思います。

その悩みの中で、最も気になる部分のひとつとして「どの症状が最初に出るのか」があります。
何がどうなれば「糖尿病の症状」なのか、それが最初に現れるのは何時なのか、そしてその症状は何なのか・・・気に掛ける事は自然だと言えます。

糖尿病の最初の症状

糖尿病が進行して、最初に現れる症状として

上記が挙げられますが、尿糖以外は健常人でも日常で現れる何気ない症状であり、これだけで「糖尿病の症状だ!」と判断するのは早計です。

「糖尿病の症状」と判断する為には、上記症状を複数呈する、健常人が呈するのとは違和感がある、日数が経過しても改善しないなどの条件を踏まえなければなりません。
端的に症状を捉えて、それを糖尿病の症状と悩むのはナンセンスです。

もうひとつ、これはあくまで統計上割合の話でしかありませんが、初期と言われる症状でも最も初めに現れるものとして「神経障害」があります。
上記の各症状の中で言えば「手足の痺れ」となり、さらにその中でも末端神経は影響が出やすいので、心臓から最も遠い箇所にある「足」の痺れが、糖尿病の最初期の症状だと言えるでしょう。

これらの症状には当然個人差がありますが、やはり身体の箇所の「弱い部分」にダメージが受けやすいので、まずはそこから症状として現れると考える方が自然でしょう。
ただし「最初が足の痺れ」というのは、今自身の身体に異常が一切無い場合に適用されると考えて下さい。
順番で言えば「弱い部分」>「身体の遠い箇所」>「その他」です。

足が痺れるのは糖尿病?

では、足が痺れればそれは糖尿病の症状なのでしょうか?この症状だけであれば、日常的に起こすものであり糖尿病とは判断出来ません。
糖尿病を疑うには、今現在足の痺れがある事を前提に、前述した糖尿病と判断する為の注意を踏まえ、「足の痺れがある」→「別の症状もある」→「健常人とは症状の呈し方が違う」→「日が過ぎても直らない」という、これらの条件を全て満たした上で判断する事で、それが糖尿病の症状であるかの精度がある程度増すと考えられます。

糖尿病の症状と判断するための大まかな基準!!
上記の条件を全て満たした上で判断する事で、それが糖尿病の症状であるかの精度がある程度増すと考えましょう

何らかの症状が現れ条件を満たした場合、その最はすぐにでも掛かり付けの医師に相談して下さい。
症状が現れた時、少なくとも「改善はしていません」。
状況に変化はない、若しくは悪化しているかのどちらかしかありません。

糖尿病との付き合いかた

ひとつひとつの細かい症状であれば、多くの方は無視してそのまま日々を過ごすでしょう。
しかし糖尿病という病気にに限っては、その行動が結果的に生命の危険に直結するような致命傷となる事も多々あるのです。

糖尿病は、現れたひとつの症状をその度改善していく事が、同時に進行を抑える事になると理解しなければなりません。
糖尿病との付き合いは、いかに症状を出さないかが鍵となり、症状さえ出さなければあなたは少しだけ血糖値が高いただの健常人なのです。

何となく不安に思った最初期の症状。
これに関しては、上記のとおり症状が現れたと同時に即対処していく事が望ましいので、これを強く気にする、不安に思う、過剰に神経質になるくらいで丁度良いのです。
かと言って、不安のあまり神経症を患う事のないよう、心にも配慮してあげましょう。

神経質な男性
糖尿病の症状の進行を防ぐには、時に神経質になるくらいが丁度良いのです。

この記事を監修した人

監修:宮座 美帆

経歴&活動:
平成25年 臨床工学技士の資格取得。
同年より、広島大学病院に勤務し循環器・呼吸器・代謝内分泌などの疾患を対象に多くの仕事に従事し経験を積む。
現在は医療に関する執筆・監修をこなす医療ライターとしても活動中。
病院・クリニック・企業のHP内コラム等も担当し、読者のみなさまが「病院を受診するきっかけ」作りを積極的に行う。

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