糖尿病とその病態の本質を知って上手に付き合っていこう!

糖尿病は、放置するととても怖い病気です。
そして、糖尿病は、生活習慣だけで説明が出来るほど単純な病気ではありません。

糖尿病の病態の本質は、不摂生な生活によるインスリン分泌の不足です。
本来、血糖値は、厳密に管理されているので、簡単には正常値を超えることはありません。
それは、膵臓が血糖値を判断しながら、インスリンの分泌量を調整しているからです。
不摂生な生活をしていても、調整ができている間は、血糖値は正常のままで、体重が増えるだけです。

体重が増えると、その分さらにインスリンが必要になるんです。
それで、体は血糖値を下げようと、膵臓を酷使して、多くのインスリンを出そうとします。
これが悪循環の始まりです。

そのうち、血糖値を下げるだけのインスリンが出なくなり、血糖値が上昇します。
この時、、インスリンの分泌量は、正常な人の20%以下と言われています。
そして、酷使された膵臓は、最終的にインスリンを出せなくなります。
これが、糖尿病の始まりです。

糖尿病の治療

糖尿病の治療とは、残された20%のインスリン分泌能力をいかに効率よく使うかなのです。
そして、合併症を予防することも大切です。

糖尿病の種類

糖尿病には、1型と2型があります。
2型糖尿病の特徴は、ほとんど自覚症状がありません。
多くは、5~10年前に発症しているのに気が付かず、そのまま放置しています。
症状がないからといって、その期間は軽症ではありません。

次のような症状があるなら、すぐに病院に行きましょう。

脱力感
脱力感も糖尿病の初期症状のひとつ

採血の結果、糖尿病と診断されることもある

さらに、採血をして、糖尿病と診断されることもあります。
採決はある種のボランティアです。
このことで、自分が糖尿病かどうか調べられるなんて、便利ですよね? 是非とも積極的に利用して下さいね。

採血の血糖値だけで判定する場合、1日で2回以上のチェックで判定されます。

最近では、残された膵臓の機能を効率的に働かせる薬もあります。
糖尿病は、現在の医学では完治させること難しいとされています。
つまり、症状を抑えて、長く付き合うことが求められる病気なのです。

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