血糖値を下げる物質とは?

血糖値を下げる、という物質についてはいくつか候補があります。
体内で分泌される物質ももちろんですが、それ以外にも、体外から取り入れる物質というのもあります。
こうした物質のことを知っておいて、血糖値を下げるための物質を積極的に取り入れたり、意識してこれらを活用し、血糖値を下げるための生活習慣に取り入れたりという工夫をしてみるのもよいでしょう。
この記事では最後に、血糖値を下げる物質について解説します。

血糖値を下げる物質、亜鉛

亜鉛という物質は、人体にとって必須の物質です。
亜鉛という物質の印象としては人体に悪影響を与えそうなものですが、それは間違いで、亜鉛は人体にとって有害な物質ではなく、むしろ必須の物質です。
この亜鉛という物質は、血糖値の低下にも大きな役割を果たす物質です。
それはどういうことかといいますと、亜鉛という物質は、「インスリン」の構成要素の一つであることがその理由です。

インスリンは、身体の血糖値が上昇したときに、それを下げるために分泌される物質で、これがなければ血糖値は下がることがありません。
血糖値が日常的に高い方や、より症状が進行していて糖尿病を患ってしまっている方などは、このインスリンの分泌や生成が滞っている場合がほとんどなのですが、亜鉛がインスリンの構成要素の一つであることを知れば、人体にとっての亜鉛の重要性というのは、もはや語る必要もなく理解できるものとなるでしょう。
亜鉛は、このように必要性の高い物質ですが、その必要性の高さもあり、人体の中で欠乏しやすい物質のひとつです。
ですので、意識して亜鉛を補給していくことが求められます。
亜鉛は食事から取ることが重要と言われており、亜鉛を多く含む食材としては、ホタテやカキなどの海産物、そして玄米や納豆などが挙げられます。
日々の食習慣の中に意識的に取り入れ、身体が亜鉛不足に陥ることがないように注意したいものですね。

ホタテ

血糖値を下げる重要物質、インスリン

これまで、何度もインスリンについて触れてきました。
それぐらい、インスリンと血糖値は切っても切り離せない関係にあるといえます。
インスリンという物質について少し解説をしますと、膵臓にあるβ細胞から分泌されるホルモンの一種です。
その作用はご存知のとおり、血糖を抑制するはたらきをします。

通常、インスリンは、食事をしたあとに血糖値が上昇すると身体の中で生理作用として分泌されますが、血糖値が日常的に高い方や糖尿病を患う方は、このインスリンの分泌が十分ではなかったり、インスリンが分泌されても、身体がインスリンへの抵抗性を示してしまい、血糖値が思うように下がらなかったりします。
このような場合には、インスリンを外部から取り入れることになります。
これがいわゆるインスリン療法と呼ばれるもので、これは家庭でできることではなく、医療機関によって施される措置ということになります。
糖尿病が重度になってしまったような場合、インスリンを外部から取り入れてインスリン療法へとシフトします。
その方の血糖値の状態などによって、投与されるインスリンの量は異なりますが、もちろんインスリンを取り入れるだけで血糖値が改善するという単純なものではなく、生活習慣、とくに食事療法が合わせて取られるのが普通です。

インスリン注射、という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。
これがインスリン療法です。
インスリン療法を行うような場合には、その治療の開始はもちろん早いほうがよく、早めにインスリン治療を開始したことによって、後にインスリン治療が不要になったなどの実例が、日本糖尿病学会などでも認められています。
もちろん、治療を受けるような状態に陥らないことがもっとも重要なことではありますが、血糖値が慢性的に高い、というような状態に陥ってしまっている場合には、躊躇することなくインスリン療法を開始するのがよいでしょう。

まとめますと、血糖値が高くなる前に、日常的に運動や食事などの生活習慣を改めるのが第一の対策であると言え、それを経てなお血糖値を下げる必要があるような場合には、インスリン療法を取り入れてもらうのがよいでしょう。
血糖値が高いという状態は当然好ましいものではありませんので、治療や生活習慣の改善がおっくうであっても、ぜひ日々の生活を見なおして必要があれば治療措置を取ることが必要なのです。

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