糖尿病とペットボトル症候群

ペットボトル症候群とは、清涼飲料水、つまりジュースやスポーツドリンクなどを飲み過ぎることによって起こる、急性の糖尿病のことをいいます。
フルーツの缶詰やアイスクリームなどを一気に多量に食べることによって発症することもある、怖い病気なのです。

1992年5月、聖マリアンナ医科大学の研究グループが、急性の糖尿病になった若い人達の多くがペットボトルで清涼飲料水を飲んでいたことに注目し、命名されたものです。

市販のジュースの多くには、100mlあたり10g(グラム)程度の糖質が含まれています。
スポーツドリンクにも、100mlに6g程度の糖分が含まれているため、知らないうちに多量の糖質を摂取してしまうのです。
一般に20代から30代の若者に多いのですが、最近では、夏の暑いときに水分補給のためスポーツドリンクなどを多量に飲んだ40、50代にも発症者が増えているようです。

ソフトドリンクを水代わりとして飲んでいる場合、1日に2L程度飲んだとすると、120~200gもの糖分を摂ることになります。
これはカロリー換算で470 ~780kcal。
かなりのカロリーを取っていることになりますね。

重篤な場合は命を落とすこともあります。
暑い日のこまめな水分補給はなるべく水で。スポーツドリンク系を飲むときは糖質の量に気を付けましょう。

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