再生医療技術の発達によって不治の病、糖尿病も完治する?

糖尿病って治るの?

糖尿病は完治が難しいことで知られています。
しかし、一部の話では完治した体験談なども数多く見受けられるでしょう。
そのため「治療を続ければ必ず完治する」と考えられている患者さんも少なくありません。

現実的に考えると、現在の医療技術では糖尿病が完治することは難しいと言わざるを得ません。
一度症状が出てしまったら、悪化しないように血糖値を制御して、ずっと付き合っていく必要があるのです。

糖尿病発症の仕組みは、摂取カロリーが消費カロリーを上回ることから生じます。
余分な摂取カロリーは、脂肪として体内に蓄積されるのです。
適度にエネルギーを消費することで、この状態を解消できれば問題ありません。

しかし、基礎代謝が低下すると、どうしても脂肪が過剰に蓄積されます。
そして、血管内では困った問題が発生するのです。

糖尿病にはインスリンが重要

血管内では、インスリンがブドウ糖の吸収を促す働きをします。
それによって、ブドウ糖の濃度を一定の範囲内に保っているのです。
ですが、不摂生により、脂肪細胞が増えてくるとインスリンの働きを抑える指令を出してしいます。
その結果、インスリンが働けずブドウ糖の濃度が高くなっていくのです。 これがいわゆる糖尿病の兆候となります。

やがて、自力でインスリンを作るのが困難になっていくのです。
そうなると完全な糖尿病と言えるでしょう。
さらに症状が悪化していくと合併症も伴い、場合によっては生命の危機を迎えかねません。

糖尿病を発症する原因の9割が、不規則な生活習慣の影響によるものだと考えられています。
しかし、日本人が発症する糖尿病の95%が、遺伝的な要素が強い2型糖尿病です。

それでも、やはり治療には食事制限を主体として行います。
現在主流である、カロリー制限による食事制限と並行して、炭水化物制限を取り入れることが欠かせません。
まずは、不規則な生活習慣を見直して、血糖値のコントロールを行うことが重要になります。

ところで、医療に限らず全ての技術が飛躍的に発展を遂げている時代です。
将来、再生医療の技術が進化をすれば、現在難しいと言われている糖尿病の完治も目指せるでしょう。

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