糖尿病と肝硬変との密接な関係とは!?

糖尿病に、肝臓病が大きく関係していることをご存知ですか?

肝臓病は、末期になると肝硬変になります。
本来、肝臓は、肝細胞が破壊されても、再生を繰り返して、正常な肝臓の機能を保とうとします。
しかし、あまりにも肝臓に負担がかかると、部分的に再生機能も働かなくなります。
そして、細胞が繊維化してきます。
この状態が肝硬変です。

つまり、肝硬変というのは、正常な肝細胞が壊れ、繊維化した状態のことです。
一度繊維化した部分は、もう元には戻りません。

肝硬変になると

肝硬変になると、自覚症状として、倦怠感や黄疸が出てきます。
そして、肝臓本来の機能である、栄養の貯蔵機能が低下します。
そのため、消化されて作られたブドウ糖がそのまま血管に流れていくようになります。
つまり、食後の血糖値が高くなってしまうのです。

さらに、肝硬変になると、肝臓の血流が悪くなります。
そのため、栄養素の取り込みが悪くなり、代謝機能も悪くなります。
そして、栄養素の分解が遅くなり、血糖値の下がりが遅くなるのです。
このことから、糖尿病の治療方法も変える必要があります。

糖尿病の人が肝硬変になると

糖尿病の人が肝硬変になると、次のような特徴があります。

このことから、作用時間の長いインスリンを使うと、、低血糖になる可能性があります。
そのため、空腹時間を6時間以上作らないようにします。

肝硬変になると、肝臓内の血流が悪くなるため、門脈圧が上がり、脾臓の機能が高くなります。
血糖値をチェックするための基準として、HbA1Cという基準値があります。
この数値が、正常値である6.0よりも高いと糖尿病予備軍だとされているのです。

血中のヘモグロビンが消滅してしまうので、食後の血糖が高いにもかかわらず、HbA1Cの値が低くなります。
つまり、肝硬変の人の場合、糖尿病管理にHbA1Cが使えないのです。

そこで、代替指標として、グルコアルブミンを使って評価します。
このように、糖尿病の人が肝硬変になると、糖尿病の治療方法が変わってくるのです。

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