糖尿病で高血圧が問題になる理由はなぜ?

糖尿病を患っている人が高血圧である割合は、血糖値が正常の人に比べて2倍あります。
なぜ、糖尿病の人は血圧が高くなるのでしょう?

糖尿病と、血圧の関係に対してその背景を知ることから始めます。
背景を理解した上で、改善のヒントにしていきたいと思います。

糖尿病と血圧の関係

動脈硬化のリスクアップ

動脈硬化の原因は、高血圧・糖尿病・高脂血症・肥満とされています。
糖尿病が心臓病や脳血管疾患に与える危険性は、数字にしてみるとより良く分かります。

健康な人を1として考えてみます。
糖尿病で3、高血圧で3、糖尿病と高血圧が両方であれば6という数字になるのです。
それだけ、大病のリスクが上がってしまうことを意味しています。

合併症の進行を早める

腎臓は血液を濾過して、尿を作ってくれる臓器です。
高血圧は、糖尿病による腎臓病の発症・進行を早める原因となります。
血圧が高いと、常に大量の血液が流れ込んで来る腎臓への負担は増すばかりとなるのです。

一度腎臓を患ってしまうと、その病状の進行で血圧も上昇する結果となります。
また、高血圧は網膜内の血管にもダメージを与えます。
そのため、網膜症の進行も加速させることになります。
だから、糖尿病を放置して失明する人が多いのです。

いかがでしたか?
糖尿病と高血圧が一緒になった時、これだけの悪影響が顕れます。
まずは糖尿病のの恐ろしさを充分理解し、改善の努力をして行きましょう。

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