妊娠糖尿病の食事療法

妊娠糖尿病とは、妊娠をきっかけに糖尿病の症状(血糖値が高くなる)が発症することをいいます。
妊娠中に糖尿病の症状を発症するのが「妊娠糖尿病」です。

糖尿病を発症してしまうと、運動療法食事療法による改善が考えられます。
今回は、食事療法について説明します。

妊娠糖尿病とカロリー

妊娠後期は、1日の摂取カロリーは 1800~2000kcal が望ましいそうです。

主食(炭水化物)、主菜(たんぱく質)、副菜(野菜など)を必ずセットで摂ることです。

食事療法の場合、1日の摂取カロリーの目安が簡単な計算で求められます。

身長(メートル)の2乗に、22をかけて、さらに30をかけます。
22は妊娠適齢期女性の平均的なBMI(体格指数)で
30はキロカロリーです。

例えば身長155センチメートルなら、 1.55×1.55×22×30で約1585.65キロカロリーとなります。

つわりが治まるころから食欲も増すので、妊娠中期~末期はこれに200キロカロリーを足します。
もともと肥満なら加えません。
これが、1日の摂取カロリーの目安となります。

妊娠糖尿病の食事療法メニュー

まずは炭水化物を減らすことです。
でも一切炭水化物を抜くのはダメなんです。
炭水化物はエネルギー源です。
特に妊娠中は「バランスよく」が基本です。

血糖は血液に含まれるブドウ糖のことです。
さまざまな食品の炭水化物はからだの中で最終的にはこのブドウ糖になります。

食後2時間の血糖値を下げるためには、
食事に含まれる炭水化物の量をグラム単位で把握することが第一です。

炭水化物が食品にどれくらい含まれるか詳細をご紹介しています。
レシピ・献立・メニューに役立ててくださいね。
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脂質についても制限があります。
脂質は血糖値を下げにくくするといわれています。
脂なので、なんとなく食べ過ぎると身体によくないことは、誰でもわかりますよね?
脂質が食品にどれくらい含まれるか詳細をご紹介しています。
こちらもレシピ・献立・メニューに役立ててくださいね。
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妊娠糖尿病の食事療法の基本は「薄味」です。
気をつけるポイントを下記にまとめてみました。参考にしてください。

上記にポイントをいくつか挙げましたが、お母さんのストレスも胎児に影響を与えます。
食べたい物を無理に我慢することはありません。

偏らず、日頃からバランスよく健康的な食生活を心掛けることが一番の重要ポイントです。

最後に、食べ方ですが、食べ物を良くかまずに飲み込んでしまうと満腹中枢が「お腹がいっぱい」と認識する前に食品をどんどん詰め込んでしまう状態になるので食べる量が増えます。
そのため余計なエネルギーを取り込んでいまい、血糖値の上昇を早めます。
ゆっくりとよくかんで食べると満腹中枢が刺激され、食べすぎ防止にもなります。
妊娠糖尿病の食事療法はダイエットと似ていて、バランス良くしていれば健康が保たれます。

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