血糖値を下げる運動 - 室内での運動や時間帯について -

血糖値を下げるためには、食事や運動などの生活習慣を改善することが必要、と、繰り返し述べてきました。
その中でも、「運動」については、有酸素運動が効果的だということも紹介しました。
ふだん、自分がしている運動が有酸素運動となるものなのかどうか、というのは、あまり意識する機会がないかもしれませんね。
ここでは、血糖値を下げるために効果的な運動のしかたや種類について、より具体的な説明を加えながら解説していきます。

血糖値を下げる室内でできる運動

血糖値を下げるために運動を始めようと思っても、外に出て運動をする、というのが困難である場合もあるでしょう。
場所の問題であったり、天候の問題もあったりします。
運動は習慣として日常的に行うことで効果が出てくるものですから、できればそういったものに影響されずに、コンスタントに続けられるものが好ましいものです。
となれば、室内でできる運動というのは理想的といえるでしょう。

まず、一番にオススメできるのが体育館です。
フリースペースがあればエアロビクスやボクササイズなどができますし、トレーニングルームがあれば自転車やロードランナーなどを利用するのもよいでしょう。
ランニングデッキのような場所があれば、室内マラソンにしてもよいでしょうね。

次におすすめできるのが、プールです。
水泳も血糖値を下げるための運動としては効果的です。
ダイエットをされている方にもおすすめできる運動です。
いきなり長距離を泳ごうとせずに、まずは身体を動かすという意識から始めると良いのではないでしょうか。
スポーツクラブやジムなどは、経済的な余裕があれば加入してみるのもよいでしょう。

場所によっては、エアロビクスの専門の講師やインストラクターに教われる場合もあります。
選ぶポイントとしては、「多く訪れる」ことを検討し、自宅の近くや交通の便、利用料などを考えて決定するのがよいでしょう。

プール

血糖値を下げる運動に時間は関係ある?

さて、どのような種類の運動が血糖値を下げるのに有効か、ということについて述べてきました。

では、実際に運動をする上でどれくらいの運動をすればよいのか?という疑問に行き当たるのは当然でしょう。
有酸素運動というものが血糖値を下げるのに効果的だとして、たとえばエアロビクスをどれくらいの時間やれば効果が最も表れやすいのか?というようなことです。
いきなり本格的なコースなどに参加するのは、ハードルが高いですし止めておいたほうが良いでしょう。
いままであまり運動をしてこなかった方にとっては、想像以上につらい運動のため身体を壊したりする危険もありますし、さらに運動が辛すぎると、長続きしないという危険性もあります。
無理のない運動からはじめましょう。

頻度としては、最初は週に3日程度から始めて、それが辛くなくなってきたら、徐々に増やしていくのが良いでしょう。
一回の運動にかける時間としては、30分程度にとどめておくのがオススメです。
慣れてきたり、体力がついてきたらもう少し時間を増やしてもよいでしょうが、あまり長時間だらだらとやり続けるのもモチベーションが上がりませんから、メリハリをつけた運動を心がけたいものです。
運動が習慣づけられてきて身体もできてきたら、運動を血糖値のためではなく趣味として取り組めるようになる可能性が出てきますね。

血糖値を下げるための運動は、どの時間帯にするのがいい?

血糖値を下げるために運動をするのなら、運動の種類や運動量、頻度などにも気を配って取り組むことが重要であることについて述べました。
ただがむしゃらに運動をしても長続きしないですし、身体を壊してしまう危険性すらあるわけですね。

さて今度は、運動をするにあたって適切な時間帯について解説していきます。
運動をする時間帯といえば、どのような時間帯を想像されるでしょうか。

朝起きてすぐにひとっ走り、というランニングや、夕方にジムにかよって、などということを想像される方もいらっしゃるかもしれませんね。
血糖値を下げるため、あるいは健康のために運動をされるのであれば、これらのタイミングでの運動は避けるべきだと言わざるを得ません。
理由としては、まず早朝、起きてすぐというタイミングは身体の水分や栄養が欠乏しているために血流が悪いので、かえって体調を崩してしまう場合があるからです。
夕方も、あえて空腹時などに運動をする具体的なメリットはありません。

ではいつがベストかというと、食後1時間ほどの時間をあけたとき、ということになります。
水分や栄養を充分に体内に補給し、それらが身体に吸収されたタイミングで運動を始めるのがよいでしょう。

この記事を監修した人

監修:宮座 美帆

経歴&活動:
平成25年 臨床工学技士の資格取得。
同年より、広島大学病院に勤務し循環器・呼吸器・代謝内分泌などの疾患を対象に多くの仕事に従事し経験を積む。
現在は医療に関する執筆・監修をこなす医療ライターとしても活動中。
病院・クリニック・企業のHP内コラム等も担当し、読者のみなさまが「病院を受診するきっかけ」作りを積極的に行う。

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