糖尿病とインスリンの関係

生活習慣病としてよく聞く糖尿病って、どんな病気でしょうか。
イメージとしては、メタボの中年男性のイメージ?尿に糖分が出る病気?
このイメージは正しいのでしょうか。

どちらも正解とも言えるし、不正解とも言えます。

まず、糖尿病というのは
インスリンが出なくなる病気
インスリンの効きが悪くなる病気

太った中年男性に多いのは事実ですが、痩せているのに糖尿病にかかっている人もいます。
確かに尿に糖分が出ますが、それは糖尿病だから出て来る症状の一つで、健診で尿糖(+)となったら糖尿病…ではないのでご注意を。

糖尿病になるとどうなるの?

インスリン?糖尿病とはインスリンが関係していると分かりましたけど、実際に糖尿病になるとどうなるのでしょうか。

糖尿病が問題となるのは、大きな合併症が待っているからです。
また、大きな病気を起こしやすくなります。
詳しくは合併症の項に譲りますが、糖尿病で言われる合併症には大きく3つあります。
そして、糖尿病は全身の血管を傷める病気ですので、血管のからむ病気になりやすいということです。

三大合併症

網膜症 放置すると、失明に至ります(失明原因第一位)
腎症 腎不全を起こすと、透析になります(透析導入原因の第一位)
神経障害 痛みや低血糖に気づきにくくなります
低血糖による重症昏睡を招いたり、小さな傷から始まって足が腐るほどの傷になっても痛みがなく、下肢を切断することもあります

その他の合併症

糖尿病は治らない?

糖尿病について、合併症の危険性は理解できました。
しかし、糖尿病になっても治れば問題ないのではと思いますよね。

糖尿病は、一度罹ったら一生完治しません。
一生かかってお付き合いをしていく病気になってしまうのです。
それでいて症状に気がつきにくく、大きな合併症を起こします。
糖尿病は合併症によって命を落とすことが怖いのです。
日々の自己管理を見直し、糖尿病には罹らない、罹ってしまったら合併症を起こさないことが大切です。

まとめ

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