トップページ >> 糖尿病の症状 >> 糖尿病の症状の中で最も怖い合併症

糖尿病の症状について

「糖尿病」・・・この病気を知らない方は、まず居ないと考えられます。
「生活習慣病」「贅沢病」「不摂生病」など形に問題はあるものの、その認知度は「癌」や「心筋梗塞」と並び、あらゆる病気の上位に君臨しているのです。
そして、多くの方の周囲にも罹患者が居るありふれた病気である事も、認知度を引き上げた理由となるでしょう。

しかしそれだけではありません。
罹患者が極めて多く、「よくある病気」として周知されている病気であるにも関わらず、その苛烈な症状がギャップとなり、さらに世間に広く認知される要因となりました。
とは言ってもおそらく、あなたの周囲に居る罹患者の方の多くは無症状であり、症状があったとしても

  • 「喉の乾き」
  • 「頻尿」
  • 「倦怠感」

上記の程度であり、「大したことはない」と思われる事でしょう。
しかし、認知される要因となった症状は、そのような生やさしいものではありません。

水を飲む女性
頻繁に起きる「喉の乾き」は糖尿病の症状です。

「糖尿病合併症」の恐ろしさ

糖尿病という病を恐怖の対象にした症状、それは「糖尿病合併症」です。
最もよく表れるものとして、

  • 「糖尿病性神経障害」
  • 「糖尿病性網膜症」
  • 「糖尿病性腎症」

上記が挙げられるでしょう。

「糖尿病性神経障害」

まず「糖尿病性神経障害」ですが、これは症状でよくある「足の痺れ」が発展したもので、病気が進行する事によりただの痺れから「靴下を履いているような感じ」「痛みを感じない」へ移行し最終的には壊疽するという恐ろしいものです。

知覚麻痺を起こした足は当然血行障害があり、それに伴い免疫力が低下しています。
免疫力が低下している状態の足に傷を負えば、入り込んだ細菌を駆除する能力も無く感染が拡大します。
それにより傷を負った足が壊疽し、切断を余儀なくされるのです。

おそらくこの「足の切断」という現実こそが、糖尿病に対する認知度を引き上げた要因の根底にあるのかもしれません。
実際、事例の写真などがありますが、これらの事実に対するインパクトは凄まじいものがあります。

「糖尿病性網膜症」

次に「糖尿病性網膜症」ですが、長期に渡る高血糖状態により網膜の血管がダメージを受け、微量の出血から始まり視力低下、視野異変を経由し、最終的に失明します。
しかも、症状が現れた頃にはかなり進行している状態で、そこから失明を免れる為の治療を行ったとしても、100%失明をしないという保証がありません。

後期にならないと自覚症状らしいものは現れず、検査無くして発見はあり得ません。
日常の眼底検査が唯一の早期発見手段となります。
この「失明」という症状も、糖尿病を多くの方に周知するのに一役買ったと言えるでしょう。

「糖尿病性腎症」

次は「糖尿病性腎症」です。
これは、皆様もご存じかと思われますが、「人工透析」を受ける要因となる症状です。
糖尿病が進行すると、腎臓の機能である血中老廃物等、血液にとって不要なものを排泄する作用が失われます。
それにより、血液は老廃物等を蓄積する一方となり、結果的に尿毒症となるのです。

尿毒症に罹患すれば、体内の水分調整から各代謝の以上まで、もはやこちらで記述出来ない程のおびただしい数の症状が全身くまなく現れます。
もはや生きている事すら叶わないでしょう。
これらの症状を防ぐために、人工透析が必要となるのです。
通常、余程の事が無い限り人体は腎機能が低下しませんが、糖尿病はそれをあっさりとやってのけるのです。

「糖尿病3大合併症」

これらの3症状は、主に「糖尿病3大合併症」とも言われる程、糖尿病の末期において呈する症状として割合の多いものです。
同時に、これらの症状を呈した場合、まず自分自身の「これまでの日常」が壊れてしまう事になるでしょう。

あなた自身が糖尿病に罹患していれば当然、周囲の方にも上記のような状況にならない為にも意見を交換し合い、医師の指導を遵守した上で対処し、今以上の進行を食い止めるよう心掛けましょう。

お医者さん
糖尿病の合併症の進行を遅らせるには、お医者さんの指導をよく聞きましょう!

糖尿病を予防・改善する!

糖尿病の予防・改善には、血糖値のコントロールは必須と言われています。 運動・食事制限等が大切になってきます。 しかし、急に生活習慣を変えれない方も多いと思います。

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この記事を監修した人

監修:宮座 美帆

経歴&活動:
平成25年 臨床工学技士の資格取得。
同年より、広島大学病院に勤務し循環器・呼吸器・代謝内分泌などの疾患を対象に多くの仕事に従事し経験を積む。
現在は医療に関する執筆・監修をこなす医療ライターとしても活動中。
病院・クリニック・企業のHP内コラム等も担当し、読者のみなさまが「病院を受診するきっかけ」作りを積極的に行う。

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