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食後の血糖値について その8

食後3時間以上経過して、血糖値が高いと?

食事をしてから3時間以上も血糖値が高い状態。
随時血糖が200mg/dl以上であれば、もしかしたら、それだけで糖尿病の診断が下されるかもしれません。
通常の血糖値は1時間でピークとなり2時間もすれば食前の血糖値近くまで戻ります。
しかし、糖尿病の人は3時間たっても、まだ血糖が高いままなのです。
人間は炭水化物をエネルギー源として活用しています。
車でいえば、ガソリンのような感じです。
それを消化し、ブトウ糖に変え小腸から吸収し肝臓に運ばれます。
そして血液と共に全身の組織(筋肉、臓器)に運ばれます。
また、人間の糖代謝はそれだけではないのです。
例えば、ダイエットなどで、極度の食事制限や(最近はやりの糖質ダイエット)、エアロビクス、ボクササイズなどの激しい運動をすると臓器が活動により、肝臓や筋肉に取り込まれていたブトウ糖が血液中に排出され、まず体内の糖分が燃焼されます。
そして、そのあと脂肪の燃焼が始まるのです。
それとは逆に、食べすぎなどで血中のブドウ糖が多くなってしまうと、細胞の中に取り込んで調整をかけています。
これが、インスリンの働きなのです。

このインスリンの働きが悪くなり、慢性的な高血糖状態となっている。
もし、そのような状態で未治療ならば、直ちに内分泌科に受診をお勧めします。
高血糖は放っておくと大変危険です。
血液は、いわゆる「ドロドロ血」状態。
その「ドロドロ」は血液の流れを妨げ、血管壁に付き、動脈硬化を起こしていきます。
やがて、血管壁についた血餅が剥がれ、血栓となり血管を詰まらせる梗塞をおこすのです。
これが、心筋梗塞、脳梗塞の機序です。
また、糖尿病になると3大合併症がいずれ生じてきます。
網膜剥離、神経障害、腎不全です。
このうちの網膜剥離と腎不全も実は、動脈硬化が原因です。
人間の組織はすべて血液にのって栄養や酸素を供給するのです。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、自分を振り返ることも大切です。

血糖値は食後の採血でわかる?

血糖を測る採血にはいくつかの項目があります。

随時血糖検査
正常値70~139mg/dl
この検査は食前、食後に関係なく採血時のデータが反映される検査となります。
健康な人は食後であっても140mg/dlを超えることはありません。
HbA1c
基準値4.3~5.8
過去1~2ヶ月の血糖値の平均が分かります。
ただ、HbA1cは食後短時間の高血糖が反映されにくいという欠点があります。
実際、血糖コントロールは出来ているのに、HbA1cは上昇しているなど、相違するデータが出る場合があるのです。
GA
正常値11~16
過去1~2週間前の血糖の平均が分かります。
GAは食後短時間の高血糖も比較的に良く反映されることから、*日赤は糖尿病を『生活習慣病の一つであり、気が付かないうちに進行する』と位置づけ、2009年3月から献血をすると、糖尿病検査が無料となりGAを項目に入れて、糖尿病の早期発見に努めているのです。

食後の血糖値を下げる飲み物は?

沖縄の果物で知られている、シークワーサージュースには血糖値低下作用があるとされています。
抗酸化作用のあるポリフェノールがたくさん含まれていて、血糖が下がる効果だけでなく、美肌や疲労回復、動脈硬化にも効果があるようです。

もう少し、本格的で効果のあるものでしたら「ノニジュース」があります。
ジュースですが薬と思って飲んでください。
ポリネシアを原産地として、生命力の強い植物から薬としても使われるほどです。
ですが、おいしくありません。
ノニには、細胞の再生を促す力が備わっており、これがノニ特有の成分「プロゼロニン」効果によって血糖が下がったと考えられています。
実際に多くの症例が出ているのだから驚きです。

糖尿病を予防・改善する!

糖尿病の予防・改善には、血糖値のコントロールは必須と言われています。 運動・食事制限等が大切になってきます。 しかし、急に生活習慣を変えれない方も多いと思います。

糖尿病はとても恐い病気です。放っておくと様々な合併症を引き起こしたりと、大変なことになります。 糖尿病予備軍の人も同じです。放っておくと糖尿病になってしまいます。

そこで、まずは手軽にはじめられることからはじめてみませんか? 紹介するのは、糖尿病の予防・改善に役立つサプリメントです。

効果について、このページ『血糖値をコントロールするサプリメント』でまとめています。 是非、手遅れになる前にお試しくださいね。

この記事を監修した人

監修:宮座 美帆

経歴&活動:
平成25年 臨床工学技士の資格取得。
同年より、広島大学病院に勤務し循環器・呼吸器・代謝内分泌などの疾患を対象に多くの仕事に従事し経験を積む。
現在は医療に関する執筆・監修をこなす医療ライターとしても活動中。
病院・クリニック・企業のHP内コラム等も担当し、読者のみなさまが「病院を受診するきっかけ」作りを積極的に行う。

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